決め手は「最上流の仕入れ」と、旧友との「縁」
以前から、NPO法人で障害者の就労支援事業を運営しており、彼らに提供するための仕事を探していました。しかし、様々な事業を試すも、なかなか軌道に乗せるのは難しいのが現実でした。そんな時、SNS広告でふと「おたからや」が目に留まったのです。過去に古物業を営んでいた経験から、古物業は「いかに上流で仕入れるか」が成功の鍵だと考えていたため、お客様のご自宅へ直接伺う出張買取こそが最上流だと確信しました。
検討を重ね、最終的にはNPOとは完全に別の事業として、「おたからや」のフランチャイズで独立する決意を固めました。
正直に言うと、インターネット上で目にする「フランチャイズ被害者の会」の存在など、加盟前は不安もありました。ところが、加盟の最終面談の場で、その不安は驚きに変わります。担当者として私の前に現れたのが、なんと10代の頃の旧友だったのです。
このまたとない機会に、私は抱えていた懸念や不安をすべて彼にぶつけました。それに対して返ってきたのは、「本気でやれば結果は出る」というリアルな言葉。その一言で私の迷いは確信に変わりました。この偶然の再会に強い縁を感じ、彼の言葉を信じてみようと、加盟を決断しました。
周りを見渡せば、他社の買取店やオークション市場を経営する友人も多く、彼らも協力を約束してくれました。この不思議な偶然の連続に、「縁」を感じて加盟したことは間違いではなかったと、今改めて感じています。
“眠れる資産”に光を。この仕事だからこそ見られる夢
開業当初は店舗での来店が中心でしたが、今では案件の多くが出張買取です。ただ待つだけでなく、さまざまな集客方法で積極的に営業をかけた結果、今では「出張買取」が私たちの圧倒的な強みになりました。現場は、店長のスタッフと出張買取担当の息子が中心となって切り盛りしてくれています。3年目を迎え、お客様から「〇〇さんいますか?」とご指名でリピートをいただいたり、ご紹介で繋がる案件が急に増えたりと、事業が地域に根付いてきた手応えを日々感じています。
今の日本には、どこか停滞感が漂っているように感じることがあります。ですが、私はむしろ、この国にはまだ掘り起こされていない大きな可能性があると思っています。かつて世界が憧れた豊かな日本を生きてこられた方々が、ご自宅に眠らせている品々。それらは、ただ古いだけのものではありません。世界が改めて日本の文化に注目する今、そうした“眠れる資産”に光を当て、新たな価値を生み出すことこそ、この仕事の最大の面白さであり、夢のある部分だと感じています。
「おたからや」を起点に描く未来
私たちの強みは、単なる買取に留まらないことです。他店が「買取できません」と断るような家具や家財も、私たちの別事業で整理・引き取りを行っています。例えば、家財整理の際に、単に処分するのではなく、価値あるお品物を見つけ出して整理費用に充てるといった提案をすると、お客様に大変喜んでいただけます。お客様は処分費用が浮き、私たちは買取の機会をいただける。このWin-Winの関係こそが、他にはない差別化戦略の核です。
今後は、おたからやを起点に、遺品整理の分野など守備範囲をさらに広げ、お客様のあらゆる「困りごと」に応えられる存在を目指していきます。
これから加盟を検討されている方には、こう伝えたいです。「おたからやフランチャイズ被害者の会」のサイトなど、インターネット上の情報を見て不安になることもあるでしょう。
しかし、事業がうまくいかないのを誰かのせいにするうちは、何も成し遂げられません。
厳しい環境であることは事実ですが、自分なりの視点で工夫し、腹をくくって挑戦できるなら、これほどアドレナリンが出て、やりがいのある仕事はないと断言できます。何かを感じているのなら、ぜひ飛び込んでみてほしいと思います。お客様の「ありがとう」が、何よりの原動力になるはずです。
株式会社EE-EN 代表
西久保 大道
1995年~ 飲食店に勤務
2000年~ 不動産、証券、金融、保険など、多岐にわたる業界で営業職を経験
2004年~ 店舗のマネジメント営業に従事。その後、独立
2010年~ NPO法人を設立し、福祉事業を開始
2022年~おたからやに加盟
2025年8月現在、1店舗を運営中
1995年~
飲食店に勤務
2000年~
不動産、証券、金融、保険など、多岐にわたる業界で営業職を経験
2004年~
店舗のマネジメント営業に従事。その後、独立
2010年~
NPO法人を設立し、福祉事業を開始
2022年~
おたからやに加盟
2025年8月現在、1店舗を運営中
おたからや 深沢店のURLはこちら
https://www.otakaraya-shop.jp/fukasawa/
インタビュー日:2025/07/14
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店サポート営業部 SV 高橋 諒
広告戦略本部 広報 原 七海