
高校卒業後から父の背中を追い、居酒屋、ラーメン店、そしてテイクアウトの海鮮丼専門店と、長年にわたり飲食のフランチャイズ一筋で生きてきました。
「おたからや」の存在を知ったのは、父が持ってきた加盟店募集の雑誌がきっかけでした。もともとブランド品が好きで、いつかは挑戦してみたいという気持ちはありましたが、その時は資金面から断念。しかし、コロナ禍で状況は一変します。テイクアウト需要が爆発し、店はかつてないほど繁盛しましたが、その裏で私と父の体力は限界に達していました。このままでは、商売を続けること自体が難しい。そう感じた時、「自分一人の力で、お客様一人ひとりと、もっと深く、丁寧に向き合える仕事がしたい」その想いが、かつて憧れた「おたからや」への挑戦を、今度こそ現実のものとして後押ししてくれました。