2025.05.21

人生の転機は、偶然の出会いから。
「おたからや」李オーナーの情熱と挑戦の日々

業界の転換期に感じた想い ― 偶然の出会いと「おたからや」という選択

「おたからや」に加盟する以前は、3年ほどパチンコ店に勤務しておりました。しかし当時のパチンコ業界は「もう未来がない」と囁かれていて、実際に小さな店舗は次々と姿を消し、大手だけが生き残るような厳しい状況でした。周囲の友人たちが次々と独立・起業する姿を見て、自分も何か新しい分野で挑戦したいという想いが募っていきました。

具体的な事業を模索していた折、仕事仲間と訪れた飲食店で、共通の先輩を通じてある方と出会ったことが、大きな転機となりました。その方は買取店を経営されており「うちで働かないか」と声をかけてくださったのです。「買取店」という業態に初めて触れたのはその時でした。結局その方のお店で働くことはなかったのですが、質屋とは異なるそのビジネスモデルに興味を惹かれ、どのようなものかと自身で調べていくうちに、この分野で挑戦してみたいという気持ちが芽生えました。ちなみに、声をかけてくださった方も、実は「おたからや」のオーナーでいらっしゃったという、不思議なご縁を感じています。

いくつかの買取専門店のフランチャイズを比較検討する中で、「おたからや」の迅速な対応と、何よりも「接客がビジネスの根幹を成す」という点に強く共鳴しました。これまでの接客の経験で培った対人スキルを活かせると感じ、また、お客様との信頼関係構築に重きを置くビジネスモデルに大きな可能性を見出し、加盟を決意いたしました。

開業初期の試練と学び ― 試行錯誤の先に築いた、3店舗経営の確かな土台

オープン当初は、チラシを見て足を運んでくださるお客様も多くいらっしゃいました。ただ、買取業は全くの未経験。接客はまさに試行錯誤の日々で、今なお多くの学びがあります。
お客様との信頼関係をいかに早く築き、ご満足いただける取引を実現するか。時には、お客様がお持ちの情報と、私たちが査定で確認する内容に相違があることもございます。そうした際に、いかに丁寧にお伝えし、信頼関係を築くか、その重要性を痛感しました。
広告戦略については、集客を強化しようと広告への投資を増やしたものの、なかなか思うような効果が得られず、経営的に厳しい時期も経験いたしました。資金繰りに窮する場面では、知人からの支援に頼らせていただいたこともあり、そのおかげで何とか踏ん張り、事業を続けることができました。

決して諦めず、お客様一人ひとりと真摯に向き合い続ける中で少しずつ状況は好転し始め、3月頃には確かな手応えを感じられるようになりました。
「あの時、踏ん張って本当に良かった」と心から安堵したのを覚えています。最も困難だった時期を支えてくれた従業員には感謝しかありません。当時の苦労があったからこそ、今の私があるのだと思っています。

そういった経験も踏まえ、現在は店舗ごとに最適解が異なることを学びました。例えば、ある店舗では、当初チラシ広告に力を入れていましたが、期待したほどの反響が得られませんでした。そこで、看板やウェブサイトからの集客、SEO対策などに注力し、チラシの配布を絞ったところ、結果的に安定した集客に繋がり、広告の費用対効果を高めることができました。一方で、また別店舗ではチラシ広告が非常に効果的で、地域特性に合わせた戦略の重要性を痛感しています。このように、複数の店舗を運営する中で得た知見は今後の展開にも大いに役立つと確信しています。

現在は3店舗を運営していますが、店舗を増やす上で一番大切にしているのは「人」ですね。新たな店舗展開の際には、常に信頼できる仲間や、共に成長を目指せる人材との出会いが、次のステップへの大きな原動力となります。2店舗目、3店舗目の開設も、まさにそうした素晴らしいご縁に恵まれた結果です。各店舗の責任者には、私が全幅の信頼を置く人材を配置しており、彼らの自主性を尊重しながら、共に目標を達成していく喜びを感じています。今後、さらに店舗を拡大していく上では、新たな仲間を迎え入れることになります。これまでは知人からの紹介が中心でしたが、これからはより広い視野で、私たちの理念に共感してくれる人材を積極的に採用していきたいと考えています。ウェブなどを活用した採用活動も視野に入れ、共に成長できるチーム作りを目指します。

スタッフ教育に関しては、オープン前には複数人でロールプレイングを行い、その後は私自身がつきっきりで指導にあたります。また、今後はスタッフ間の連携をさらに深めるための取り組みも強化していきたいと考えています。定期的なミーティングや食事会などを通じて、情報共有やモチベーション向上を図り、チームとしての一体感を高めていくつもりです。

買取ビジネスにおいて、店舗の立地は集客を左右する非常に重要な要素の一つだと考えています。物件選定に関しては、専門的な知識や情報網が必要となるため、本部の店舗開発部の方に全面的にお任せしています。いつも的確なアドバイスとサポートのおかげで、それぞれの地域に適した好立地に出店できていると感じております。その上で、競合に負けないための差別化は、やはり「接客面」に尽きますね。そしてお客様に最高のサービスを提供するためには、常に他店の動向にもアンテナを張ることが大切だと考えています。時折、お客様から他店でのお話をお伺いすることがありますが、接客の質には大きな幅があると感じることがありますね。そうした経験も踏まえ、私たちの店舗では、何よりもお客様に気持ちよくお過ごしいただくことを第一に考えています。「元気な挨拶」はもちろんのこと、お客様が何を求めていらっしゃるのかを丁寧に察し、自然体でありながらも、心に寄り添う温かい接客をスタッフ一同心がけています。お客様がリラックスして、何でも気軽にご相談いただけるような雰囲気づくりを大切にしています。

憧れを胸に。オーナーが語る事業拡大の夢と、後進へ託す成功へのメッセージ

今後の目標としましては、まず年内にもう1店舗の出店を目指しており、将来的には年間1店舗以上のペースで着実に店舗数を増やしていきたいと考えています。中期的な目標としては10店舗体制を確立し、将来的には、尊敬する塚本オーナーや矢嶋オーナーのように、より広範なエリアで多くのお客様に喜んでいただけるような事業規模へと成長させていきたいという夢も抱いています。特に、この多摩地域においては、お客様にとって最も身近で信頼される存在となるべく、ドミナント戦略も視野に入れ、地域に根差した店舗展開を強化していく所存です。

そして、これから「おたからや」への加盟を検討されている方にお伝えしたいのは、まず、本部の研修などで教えてくれること、直営店のノウハウをしっかりと聞き、それをちゃんと実践すること。そして、笑顔と元気で接客すれば、お客様はきっとついてきてくださると思います。

何より大切なのは、「自分で考える」ということではないでしょうか。自分の長所や短所をきちんと把握し、日々の接客一つひとつを振り返って、「何が良くて、何がダメだったのか」を常に考える。新しいことを始める時には、誰しも不安を感じるものです。私も買取業界は未経験でしたし、厳しい話も耳にする中で、本当に成功できるのかと自問自答する日々もありました。しかし、最終的には「挑戦する」と決めた自分を信じ、お客様と誠実に向き合うこと。その一心で走り続けてきました。
これから「おたからや」で新たな一歩を踏み出そうとされている方々には、ぜひご自身の可能性を信じ、情熱を持って取り組んでいただきたいと思います。

おたからや 昭島駅南口店
オーナー 李 昌和


2012年~ 在日外国人支援団体に勤務
2019年~ パチンコ店勤務
2022年~「おたからや」加盟
2025年5月現在、東京都にて3店舗経営
2012年~
在日外国人支援団体に勤務

2019年~
パチンコ店勤務

2022年~
「おたからや」加盟

2025年5月現在、東京都にて3店舗経営

おたからや 昭島駅前店のURLはこちら

https://www.otakaraya-shop.jp/akishima-south/


インタビュー日:2025/05/10
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店サポート営業部 SV 轟 昂至
広告戦略本部 広報 原 七海

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