多彩なキャリアの果てに。理想のビジネスモデル「おたからや」との出会い
母国ルーマニアから日本に移住して以来、私のキャリアは実に多彩なものでした。
エンターテイナーとして日本での活動をスタートさせた後、エステサロン経営者、カフェやフレンチ・イタリアンのホテルオーナーシェフ、リゾートホテルの運営、インテリアコーディネーターと、様々なキャリアを渡り歩きました。
「おたからや」に加盟する直前には、クラシックカーの専門店を5~6年ほど経営。ヴィンテージカーの買取から販売、そして整備まで一貫して手がけていました。ただ、車の整備は油まみれになることも日常茶飯事で、トレーラーで車を運搬する際には力仕事も多く「女性がするには体力的にも厳しい仕事かな」と感じることもありました。
一方で、車の買取だけでなく、もっと多様な品物を自分の目で見て扱えるようになりたいという新たな思いも芽生えていました。そんな時、ネットで偶然目に飛び込んできたのが「おたからや」でした。
前職のインテリアコーディネーターの仕事では、素敵な小物を仕入れて販売する楽しさの一方で、在庫を抱えるリスクや資金繰りの難しさも痛感していました。その点、お客様から買い取った品物を在庫として抱えることなく、すぐに本部に流せるという「おたからや」のビジネスモデルは、まさに私が求めていたものでした。資金繰りの面でも非常に効率的で、その合理性と将来性に大きな魅力を感じ、加盟を決意しました。
お客様の心を掴む!「お客様第一」を貫く仕事術と情熱
始めたばかりの頃は、確かに大変でした。お店を軌道に乗せるために3ヶ月間、一日も休まずに働いたり、夜に査定をしている夢を見るほど、仕事に没頭した時期もありました。ですが、その甲斐あって売上も伸び、お客様との信頼関係も築けてきました。今では日曜祝日以外は毎日お店に立ち、時にはお正月に一日も休まず営業することもあります。「お店が恋人」と言えるほど、この仕事に愛情を注いでいます。
そして、ご来店されたお客様には、まずリラックスしていただくことを何よりも大切にしています。ご来店された方にはいきなり品物の話をするのではなく、まずはお客様の緊張を解きほぐすような会話を心がけます。お品物を見せていただく際も、たとえどんなに小さなものであっても、一点一点、丁寧に価値をしっかりとお調べさせていただきます。その細やかさがお客様の信頼に繋がり、再度ご来店いただくことに繋がっているのだと実感しています。
また、店舗の雰囲気作りも、お客様にリラックスしていただくための大切な要素です。モダンで画一的な空間ではなく、あえてイタリア製のアンティーク家具などを配置し、温かみのある落ち着いた空間を演出しています。ご年配のお客様からも「ここに来るとホッとする」というお言葉をいただくことが多く、大変嬉しく思っています。
当店は海外のお客様も多く、タイ、インドネシア、中国、スリランカなど、様々な国の方がいらっしゃいます。日本語、英語、そして母国語のラテン語を話せることは、私の大きな強みですね。言葉が通じる安心感から、当店を選んでくださる方も多いです。
そして、差別化として当店の特徴的な部分といえば、看板やチラシ、新聞広告、さらには市役所で放映されるCMに至るまで、私自身の顔を積極的に広告媒体に使用している点です。買取専門店というのは、お客様にとって「どんなお店だろう」「どんな人が対応するのだろう」といった不安や、少し入りにくいイメージがあるかもしれません。実際に「入る前は少し緊張した」「怖かった」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。だからこそ、事前に査定をする私の顔やキャラクターが見えることで、「ああ、この人がやっているお店なんだ」と少しでも安心感を持っていただき、お店への心理的なハードルを下げたいという強い想いがあります。また、ルーマニア出身という私の個性も、一度お会いしたお客様の記憶に残りやすく、「あの人のお店ね」と覚えていただいて再来店に繋がることも少なくありません。何よりも、親しみやすさを感じていただき、お客様との良好な関係を築いていきたいという願いを込めて、このスタイルを続けています。
経験と真心がすべて。生涯を捧げたい「おたからや」という仕事
この仕事は、マニュアル通りにやっていれば成功するというものではありません。お客様の心を掴みお買取をして、利益を生み出す。それは経験の中で自分自身で生み出していくものです。現場の雰囲気を感じ、お客様の気持ちを読み取り、心を込めて接する。時には利益が薄い取引もあるかもしれませんが、一度ご縁をいただいたお客様は、また必ず来てくださいます。目先の利益だけを追うのではなく、お客様の心を掴み、自分の味方になってもらうこと。それが、結果としてお店の繁栄に繋がると信じています。
大変な面もありますが、それ以上に大きなやりがいと喜びに満ちています。ご自身の個性と経験を活かして、お客様に喜んでいただけるお店を作りたいという強い気持ちがあれば、きっと成功できるはずです。
私自身、この仕事が大好きで、お客様との出会いの一つ一つが日々の活力です。
これからもずっと、体が動かなくなるまでこの仕事を続けていきたいと、心から思っています。
おたからや 409号ひじかい店
オーナー 相澤 モニカ
2010年~ ヴィンテージカーの販売と買取で独立
2015年~ 「おたからや」に加盟
2025年5月現在、千葉県で1店舗経営
2010年~
ヴィンテージカーの販売と買取で独立
2015年~
「おたからや」に加盟
2025年5月現在、千葉県で1店舗経営
おたからや 409号ひじかい店 のURLはこちら
https://www.otakaraya-shop.jp/409gou-hijikai/
インタビュー日:2025/05/30
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店サポート営業部 SV 轟 昂至
広告戦略本部 広報 原 七海