「まずはやってみよう」から。
セカンドキャリアで見つけた「波を楽しむ」働き方

新卒から約30年、スポーツ用品の販売会社でキャリアを重ねてきました。定年後の人生を見据える中で、会社の制度変更などを機に、これからのキャリアはより自分のペースで、自由に挑戦してみたいという思いが強くなりました。コンビニなど様々なフランチャイズを比較検討する中で、1人でも始められる買取業に魅力を感じました。最終的に「おたからや」に決めたのは、開業資金を比較的安く抑えることができ、挑戦しやすいという点。「まずはやってみよう」という気持ちで、2021年12月に新たな一歩を踏み出しました。

オープン初日に幸運にもロレックスの買取があり、大きな利益が出たことで「こんなに儲かるのか」と驚きました。その一方で、お客様に継続して足を運んでいただくことの本当の難しさもすぐに実感しました。それでも試行錯誤を重ねるうちに、少しずつ地域のお客様に顔を覚えていただき、今では事業も軌道に乗っています。
私が接客の中で特に大切にしているのは、お客様との関係づくりです。買取価格にご満足いただくことはもちろん、何気ない会話を楽しみ、「また来たい」と思っていただけるような温かい接客を心がけています。リピーターになってくださることはもちろん、ご紹介で新たなお客様に繋がったり、「友人の代理で」と大切な品物を信頼して預けてくださる方もいて、そうした人との繋がりが何よりの励みになります。現在、集客はチラシが中心ですが、本部がCMなどでブランド全体の知名度を上げてくれることにも期待しています。

「フランチャイズ被害者の会」のブログサイトについて、結局のところ、利益が出ているオーナーは満足しているし、出ていないオーナーが不満を言う、という構図ではないでしょうか。あくまで個人事業主である以上、最終的には「自己責任」です。

これから加盟を検討される方に、自身の経験からアドバイスするとしたら、「物件選び（立地）」が極めて重要だということです。この仕事を通して、改めて立地の重要性を実感しています。自然と人の目に留まるような商業施設など、集客力のある場所を選ぶことが成功への近道だと感じていますね。
以前のサラリーマン時代とは違い、最低給与の保証はありませんが、当たれば月100万円以上の利益が出ることもある。その波を楽しめるかどうかも、この仕事の面白さだと思います。