2025.06.30

「人は立場が作る」独自の育成論と、街に溶け込む「地域密着」の実践。

多角経営から買取事業へ。決め手は「信頼する師匠の一言」。

大学卒業後はファミリーレストランで店長を務めていましたが、親戚から「経営者をやってみないか」と誘われたことを機に新聞販売業界へ転職。2005年に独立し、現在は「おたからや」、新聞販売店、ハウスクリーニング事業を手掛けています。
新聞事業は順調に成長していましたが、コロナ禍で状況は一変しました。新聞自体の売上は落ちなかったものの、収入の柱の一つであった折込チラシが激減してしまったのです。このままではいけないと強い危機感を覚え、新たな事業を3つ始めようと決意。エステや学習塾など、フランチャイズショーにも足を運んで様々な業態を検討しました。
その時、新聞業界の先輩であり、人生の師匠として20年以上お付き合いのある福澤オーナーから「やってみないか」とお声がけいただいたのが「おたからや」でした。信頼する方からの紹介は大きく、すぐに説明会に参加しました。

担当の方がとても良い方で、「横町さんにとって、やらない理由はありますか?」と問われたんです。考えた時、自社の新聞に無料でチラシを折り込めるので広告費は抑えられる、そして何より尊敬する福澤オーナーが成功している。そう確信し、「やらない理由はないな」と。その日のうちに契約を決意しましたね。福澤オーナーのあの一言がなければ、『おたからや』と出会うことはありませんでした。今となっては本当に感謝しています。

「人が育つ」組織へ。最大の危機を乗り越えて築いた、独自の教育体制。

開業当初は本当に大変でしたね。新聞販売店の店長だったスタッフと二人三脚で立ち上げ、ここ永福店は1号店なのですが、タイトな日程で内装工事が間に合わず、自分たちでフロアカーペットを貼ったりなどもしました。
しかし本当の危機は、オープンから半年後に訪れました。周辺に買取店が次々とオープンし、一時は売上が大きく落ち込むという厳しい時期を経験したのです。準備していた資金もみるみる減っていき、本当に苦しかったですね。
そこで改めて「接客」の原点に立ち返りました。査定スキルはもちろんですが、それ以上にお客様への言葉遣い、お見送りの仕方といった基本的な所作を大切にする。査定中もお客様との会話を絶やさず、商品の思い出話から時には身の上話まで伺うことで、信頼関係を築くことに注力したのです。

その結果、ありがたいことに足繁く通ってくださるお客様とのご縁が生まれ、危機を乗り越えることができました。この接客を見直したことをきっかけに、現在は本部の「10の行動指針」を朝礼で全スタッフが唱和し、基本を徹底する文化を築いています。
人の問題では、一時期は入社したスタッフのほとんどが辞めてしまったという経験もあります。その失敗から学び、今は採用方法を工夫しています。最終面接では、2時間ほど一緒に実際の業務をしてもらい、仕事への姿勢や人となりを見るようにしているんです。応募者の方も入社後の仕事を具体的にイメージできるので、『想像していたのと違った』というお互いのミスマッチを防ぐことで、定着率も格段に上がりました。
また、嬉しいような、少し寂しいような話ですが、私の元で育ったスタッフが「おたからや」のオーナーとして独立したこともありましたね。(笑)

教育では、「人は立場が作る」という考えのもと、3ヶ月で店長を任せるというスピード感で育成します。もちろん厳しさもありますが、それは従業員にしっかり稼げるようになってほしいから。家族を支えるためにも、ここは真剣に向き合っています。また「人ありきで出店を」と考える方もいますが、私は逆です。まず事業計画ありきで、その計画に合わせて人を育てていく。この考えが、成長には不可欠だと思っています。

地域に愛され、10店舗・年商10億へ。挑戦はまだ始まったばかり。

現在、「おたからや」事業は8店舗を展開し、年商は2億4000万円規模になりました。グループ全体では昨年7億円ほどですが、来年にはグループ全体で年商10億、買取事業は10店舗体制にすることが目標です。

多店舗展開の資金繰りは、出店する地域ごとの信用金庫さんと連携しています。各店舗の詳細な月次報告を提出することで信頼関係を築き、融資を受けてきました。
また、独自の取り組みとして、私が理事を務める商店街の企画で、地元の小学校の生徒さん向けに「小学生の職業体験」を実施しています。子供たちがルーペで指輪の刻印を探したりと、目を輝かせながら体験してくれるんです。

後日、その子のお母様やおばあ様が「孫がすごく楽しかったと言っていたわ」とご来店に繋がることも。商店街にある店舗などは特に、こうした地域に溶け込み、ファンを増やす取り組みは必要不可欠だと感じています。

これから加盟を検討される方にお伝えしたいのは、ぜひ多店舗展開を目指してほしい、ということです。これからの時代、1店舗だけでは経営リスクが非常に高い。人を育て、2店舗、3店舗と展開することで、リスクを分散させることができます。本部を信じ、やり切るという強い意識を持って臨めば、必ず道は拓けるはずです。

合同会社ヨコマチ 
代表 横町 岳昌


2001年~ 大手ファミリーレストランで店長として勤務
2003年~ 新聞販売業で独立
2018年~ ハウスクリーニング開業
2021年~ 「おたからや」に加盟
2025年6月現在、東京都で6店舗経営
2001年~
大手ファミリーレストランで店長として勤務

2003年~
新聞販売業で独立

2018年~
ハウスクリーニング開業

2021年~
「おたからや」に加盟

2025年6月現在、東京都で6店舗経営

おたからや 永福店のURLはこちら

https://www.otakaraya-shop.jp/eifuku/


インタビュー日:2025/06/24
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店サポート営業部 SV 轟 昂至
広告戦略本部 広報 原 七海

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