2025.06.11

社員の成長が、会社の成長エンジン。
「個」の力を最大限に引き出す経営哲学

コロナ禍で見つけた「失敗しないビジネス」への挑戦

もともとWebマーケティングやコンサルティングの会社を10年ほど経営しています。ただ、一つのことに留まるのが得意ではない性格で、常に「何か面白い事業はないか」とアンテナを張るのが私のスタイルです。そんな時、共同設立者の一人がたまたま「おたからや」の広告を見つけて。「買取っていうのがあるらしい。説明会があるから行ってみようよ」と。正直、当時は「おたからや」さんのことも知らなかったですし、買取サービスを利用したこともありませんでした。本当に興味本位で説明会に参加したのが最初のきっかけです。
話を聞いてみて、「これは、中途半端にやったら失敗するだろうけど、ちゃんとやれば失敗する要素がないんじゃないか」と直感しました。ちょうど2020年のコロナ禍で、人に会う仕事が減り、時間ができたタイミングだったことも後押しになり、その場で「やろう」と決めました。新しいことへの挑戦に、とにかくワクワクしたのを覚えています。

手探りの日々から生まれた「個」を活かす経営

1店舗目の立ち上げ当初は、僕自身も数ヶ月間、店舗に立ちました。スタッフももちろん未経験。何から何まで手探りで、今思えば「なぜあんなことをしていたんだろう」と笑ってしまうようなこともありました。手探りだったからこその試行錯誤でしたが、毎日が初めてのことばかりで、スタッフと二人で店を作っていく過程はすごく楽しかったですね。

もちろん、順風満帆なことばかりではありません。一番苦しかったのは、記録的な猛暑だった昨年の夏です。客足がぱったりと途絶え、初めて全店舗で大きなマイナスを出してしまいました。会社の数字が落ち込むこと以上に心を痛めたのは、スタッフのモチベーションがどんどん下がっていくことでした。「うちの店もダメだ…」という重い空気が全社に広まって。スタッフの不安を取り除き、組織の士気を保つことに心を砕きました。

ですが、この経験があったからこそ、スタッフとの向き合い方がより明確になりました。「金銭面的なことは気にせず、やりたいことに挑戦してほしい」と伝え、あとは各店舗、各スタッフの「やりたい」という気持ちを何よりも優先しています。全社で同じことをやろうとしても、店舗の地域性やスタッフの性格によって、どうしても歪みは出てくる。それなら、個々の自主性を尊重した方がうまくいくと確信しました。結果として、今では店舗ごとにキャンペーンも雰囲気も全く違います。夏にアロハシャツを着るスタッフもいれば、そうでないスタッフもいる。それでいいんです。強制して嫌々やってもらうのではなく、一人ひとりが自発的に、のびのびと働ける環境がお店の活気や本当の強さになると信じています。

フランチャイズ被害者の会のブログについて、正直なところ、書かれている内容に全く共感しないわけではありません。しかし、大前提として、事業を始めると決めたのは自分自身です。経営者になった以上、何が起ころうと、その結果に対する責任は100%自分にある。うまくいかないことを本部や誰かのせいにするのは、そもそも筋が違うと考えています。その程度の覚悟なら、会社員でいた方がいい。ビジネスの世界は、他責にした瞬間に成長が止まってしまいますから。細かな部分で共感はできても、根本のスタンスとしては全く相容れないものですね。

「人」での勝負。10店舗体制へのロードマップ

買取業界は競合がひしめき合っていて、正直、価格やサービスだけで差別化するのは難しいと感じています。だからこそ、私たちは「人」で勝負するしかない。そのためには、まずお客様に私たちのことを知ってもらう必要があります。ティッシュ配りのような地道な活動も、以前よりさらに力を入れて、お客様との接点を一つでも多く作ることを大切にしています。

現在6店舗を展開し、この夏から秋にかけてさらに2店舗が増え8店舗に、そして今年度末の3月までには10店舗体制を築きたいと考えています。私が多店舗展開で重視しているのは、広告を一緒に撒ける範囲に集中出店する「ドミナント戦略」です。遠隔地に単独でポツンと出店するのは、正直怖い。近くに出店すれば、複数の店舗で広告費をシェアできるため、結果的に1店舗あたりの広告費を抑え、損益分岐点を下げられる。これこそが最大のメリットだと考えています。

そして、これから加盟を検討される方にお伝えしたいのは、「やるなら、中途半端な気持ちではやめた方がいい」ということです。本部からのアドバイスを自分なりに解釈して手を抜いたり、言い訳を探したりするような姿勢では、きっとうまくいかない。ある程度の期間、「言われたことを徹底的にやり抜く」という強い覚悟と準備があるのなら、ここは非常に成功の可能性が高いビジネスモデルだと思います。やるか、やらないか。その決意さえ固まっていれば、道は開けるはずです。

(※写真は、マルエツ西白井店 店長 伊橋さんです)

株式会社サガスクラップ
代表 大川 樹


2012年~ 出版社勤務
2015年~ 出版社として独立開業
     その後、ウェブマーケティング業スタート
2020年~ 「おたからや」加盟
2025年6月現在、千葉県で6店舗経営
2012年~ 
出版社勤務

2015年~ 
出版社として独立開業
その後、ウェブマーケティング業スタート

2020年~
「おたからや」加盟

2025年6月現在、千葉県で6店舗経営

おたからや マルエツ西白井店のURLはこちら

https://www.otakaraya-shop.jp/nishishiroiten/


インタビュー日:2025/06/5
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店サポート営業部 SV 轟 昂至
広告戦略本部 広報 原七海

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