2025.05.31

「もっと早く始めればよかった」
おたからやで最高のチームを築くまで。

崖っぷちからの独立:私がこの業界に飛び込んだ理由

前職では、賃貸アパートの管理会社に管理職として勤務していました。主な仕事は、入居者様のお困り事やご近所トラブルの相談を受け、解決のお手伝いをすること。実態としてはサービス業に近い仕事でしたね。
独立のきっかけは、実を言うと少し情けない話でして。業務の中で会社に対し不信感を抱いたことから、先に会社を辞めてしまったことでした。当時は45歳。家族もいれば家のローンもあり、路頭に迷わせるわけにはいきません。これまでと同等の収入を得られる仕事を探しましたが、その年齢から未経験で管理職並みの給与がもらえる会社などあるはずもなく、「独立」という選択肢しか残されていませんでした。

そこから「自分に何ができるか」を考え、資金面や自身のスキルを鑑みて、最も可能性を感じたのがこの買取事業でした。買取業界やブランド品に特別な興味があったわけではありません。ただ一つ、仕事を選ぶ上で心に決めていたことがありました。ちょうどその頃、祖父と祖母が相次いで亡くなり、もっと自分に何かできたのではないかという想いを抱えていました。だからこそ、「高齢者の役に立てる仕事がしたい」と。その点、「おたからや」の買取業は高齢者の方の終活、つまり人生のエンディングをお手伝いする仕事でもあります。自分の想いと事業内容が合致したことが、この道を選ぶ大きな決め手になりました。

経営の軸は顧客への配慮と従業員への責任

開業当初は、とにかく不安で夜も眠れないほどでした。1人で店に立ち、ただひたすら真面目に、愚直に業務をこなす毎日でした。その中で、私が何よりも大切にしているのは、お客様への徹底した配慮です。前職でクレーム対応を数多く経験したことから、お客様をお待たせしない、不安にさせないという意識は誰よりも強いと自負しています。この姿勢はスタッフ教育の根幹でもあり、私がまず模範を示すことで、全スタッフに浸透させています。その結果は、お客様からの口コミにも明確に表れており、査定額への満足の声以上に、「スタッフの対応が素晴らしかった」というお褒めの言葉を数多くいただけるのが、私たちの何よりの誇りです。

実は多店舗展開も、当初から計画していたわけではありません。当初の1店舗経営では、私が休むと店が回らない。そこでスタッフを1人採用したのですが、今度は「この店の経営が傾いたら、この人の人生はどうなるんだろう」という責任感が生まれました。従業員の生活基盤をより強固なものにし、事業全体の安定性を高めるために、2店舗目の開業を決意したのです。店舗が増えれば、その分守るべき従業員も増える。彼らが安心して働き続けられる環境を追求した結果が、現在の6店舗体制です。複数の収益源を確保することで、不測の事態にも対応できる強固な経営基盤を築くことが、経営者としての責務だと考えています。

また先日、本部からのご招待で他のFCオーナーの方々と交流するクルージングに行きました。特にトップを走るオーナーの方々の「意思決定の速さ」には、見習うべき点が本当に多いと感じています。良い物件の提案があれば、次の日にはもう決めている。私自身、少し悩んでいる間に、狙っていた物件を他のオーナーに取られてしまった経験が何度もあり、自分のペースではいけないのだと痛感させられました。そうした経験から「悩んでいる時間は極力短くしよう」と心がけるようになり、結果として、以前よりも出店のペースが上がってきたように思います。現在、来月と再来月に2店舗のオープンを控えていますが、これもそうした学びの実践の一つです。

仲間と出会い、働く喜びを知った。この仕事が教えてくれた全て

時折、フランチャイズの仕組みに不満を持ち「被害者の会」のような活動をされる方の話も耳にしますが、私はまず自らの努力を尽くすべきだと考えます。他責にして不満を言う前に、やれることは全てやったのか、と。ブランドの評判は、加盟店一つ一つの努力の積み重ねで築かれるものです。一部の方の言動によって、真摯に取り組んでいる多くのオーナーが築き上げてきた信頼に影響が及ぶことは、あってはならないことです。その覚悟がないのであれば、厳しい道だと思います。
もし、これから加盟を検討している方が「一攫千金」を夢見ているのであれば、「そんな甘い話はない」とお伝えします。しかし、儲けを第一に考えるのではなく、目の前のお客様のために、そして共に働くスタッフのために真摯に向き合えば、これほど面白い仕事はありません。お金儲けに走り過ぎると、どこにでもあるリサイクルショップと変わりませんから。「お客様第一」という本質を履き違えないことこそが、結果として大きな成功につながると確信しています。

実は私自身、前職での経験から、いつしか人間不信のような状態になっていました。しかしこの仕事を通じて、本部の方々を含め、心から信頼できる人たちと出会い、働くことができています。最高のチームで、お客様のために懸命になれる。その毎日が、今は楽しくて仕方ありません。「もっと早くこの仕事を始めていれば」そう思うことこそ、この仕事がいかに私の人生を豊かにしてくれたかの証明です。守るべき大切な仲間と共に、これからも真摯に、まっすぐにこの道を歩んでいきたいと思っています。

株式会社しげふく 
代表 工藤 寿文


1997年~ レンタルビデオ店勤務
2002年~ 旅行会社勤務
2005年~ 不動産会社で賃貸管理の責任者として勤務

2020年~ 「おたからや」に加盟
2025年5月現在、埼玉県と千葉県で6店舗経営
他に年内オープンの店舗が2店舗決定
1997年~
レンタルビデオ店勤務

2002年~
旅行会社勤務

2005年~
不動産会社で賃貸管理の責任者として勤務

2020年~
「おたからや」に加盟

2025年5月現在、埼玉県と千葉県で6店舗経営

他に年内オープンの店舗が2店舗決定

おたからや 川間駅前店のURLはこちら

https://kawama.original-otakaraya.net/


インタビュー日:2025/05/25
インタビュアー:株式会社いーふらん
広告戦略本部 広報 原 七海

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