2020年7月に会社を設立し、その年の9月頃に「おたからや」のフランチャイズに加盟いたしました。それ以前は長年、飲食業や建築業の会社に籍を置き、主に飲食の現場でキャリアを積んでまいりました。会社設立の直接のきっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大です。飲食業界が未曾有の危機に直面する中、新たな事業の柱を模索していた折、既に「おたからや」を経営されており、長年飲食業も営む、信頼する先輩経営者から「『おたからや』のビジネスモデルは時流に合っていて、非常に可能性がある」と熱心に勧められたのです。その具体的な成功体験や事業の魅力について伺ううちに、私自身も大きな可能性を感じるようになりました。
当時はまさにコロナ禍の真っ只中で、飲食業を取り巻く環境は厳しく、他に具体的な打開策も見出せない状況でした。先輩からの力強い推薦と、これまで経験したことのない買取ビジネスへの興味、そして何よりもこの逆境を乗り越えて新しいことに挑戦したいという強い思いが湧き上がり、「おたからや」へのフランチャイズ加盟を決意しました。ある意味、直感とタイミングが重なった決断でしたが、変化の時代だからこそ、新しい一歩を踏み出す好機だと捉えました。
先輩の一言が転機に!
「おたからや」で事業拡大を実現したオーナーの挑戦

先輩の助言と、即断即決の勢いが道を拓いた「おたからや」
「おたからや」運営における学び、多角化、そしてウェブ戦略の実際


「おたからや」のフランチャイズ事業は、弊社にとって全く新しい挑戦でした。1号店のオープン当初は、まさに手探りの状態からのスタートでした。以前、飲食(焼肉)のフランチャイズ運営に携わった経験はありましたが「おたからや」の立ち上げは、より主体的な行動と創意工夫が求められるものでした。プレオープン時にはお客様のご来店が伸び悩むなど、飲食店の常識が通用しない部分も多く、戸惑うことも少なくありませんでした。特に買取業の経験がなかったため、お客様から商品の価値や査定根拠についてご質問いただいた際に、的確にお答えするための知識習得は一番大変な部分でしたね。これは座学だけでなく、日々のお客様とのやり取りや、実際の商品に触れる中で、実践を通じて一つひとつ学んで、知識を深めています。
現在は「おたからや」を3店舗(現在オープン準備中も合わせて4店舗)、飲食店(焼肉店や居酒屋など)を6店舗運営しています。「おたからや」の売上が事業全体の80%程度を占めることもあり、弊社の重要な柱となっています。飲食業と比較して、「おたからや」は初期投資を抑えやすく、比較的シンプルなオペレーションで運営できるため、多店舗展開を進めやすいビジネスモデルだと感じています。在庫リスクが低い点も、経営の安定性に繋がっていると言えるでしょう。
日々の運営では、人材の状況に応じて私自身が「おたからや」の店舗に立つこともあれば、飲食事業の強化に時間を割くこともあり、両事業のバランスを取りながら采配を振っています。もちろん、複数の事業・店舗を同時進行で見ていくのは、時間的にも体力的にも決して楽ではありません。例えば、ある日はお弁当を100個製造し、その足で新店舗の打ち合わせに赴き、夜は人手が足りない店舗の応援に入る、といった目まぐるしい一日を過ごすこともあります。新店舗の立ち上げに際しては、予期せぬ課題が発生することも日常茶飯事ですが、それらを一つひとつ乗り越えていくことにも大きなやりがいを感じています。
広告戦略についても、当初は本部のアドバイスを基本としながら、徐々に地域特性や顧客層に合わせた独自の工夫を凝らすようになりました。現在は状況に応じて最適な手法を選択し、効果の最大化を図っています。
近年は特に、集客におけるウェブ戦略の重要性はますます高まっていると認識しており、ウェブ対策などには積極的に取り組んでいます。例えば、Googleマイビジネスの情報を常に最新の状態に保ち、お客様が店舗を見つけやすいように工夫を凝らしています。また、お客様からの貴重なフィードバックであるGoogleの口コミは、真摯に受け止め、サービスの改善に繋げるとともに、良い評価をいただけるよう、日々の接客や査定の透明性向上に努めています。さらに、将来的にはGoogle広告(リスティング広告)の活用も視野に入れており、より能動的にお客様へアプローチすることで、安定的な集客を目指しています。これらのウェブ施策を通じて検索エンジンからの見え方を最適化し、お客様の信頼獲得と来店促進に繋げていきたいと考えています。
「おたからや」多店舗化のビジョンと成功を掴むためのオーナーシップ


「おたからや」事業につきましては、加盟当初より複数店舗展開を視野に入れておりました。本部のアドバイスも参考にしながら、着実に店舗数を増やしています。例えば、ある店舗は本部から条件の良い物件をご紹介いただけたことをきっかけに、前の店舗のオープンから約半年というスピーディーな展開が実現しました。家賃を抑えつつ、集客も見込める立地に出店できたことは、その後の順調な経営に繋がっています。このように、自社の努力に加え、本部のサポートや情報ネットワークを最大限に活用することで、効率的な多店舗展開が可能になると実感しています。
一方、飲食事業は私の原点であり、強い愛着があります。現在運営しているお弁当屋は、事業再構築補助金を活用して始めたという経緯もあり、事業継続への責任も感じています。
しかしそれ以上に、飲食というフィールドで新たな価値を創造し、事業を拡大していくこと自体が、今の私の大きなモチベーションとなっています。
これから「おたからや」のフランチャイズ加盟をご検討されている皆様へお伝えしたいのは、「おたからや」は確かに「出店しやすい」ビジネスモデルであり、大きな可能性を秘めているということです。特に、オーナー様ご自身が情熱を持って店舗運営に携わることで、お客様からの信頼を得やすく、成功の確度も高まるのではないでしょうか。
ただし、どのようなビジネスにも共通して言えることですが、成功のためにはやはりご自身の努力と創意工夫が不可欠です。特に立地選定は、事業の成否を左右する非常に重要な要素ですので、慎重なリサーチと分析が求められます。エリアの特性や顧客層を深く理解し、本部と密に連携を取りながら、最適な出店戦略を練り上げていくことが成功の鍵となるでしょう。フランチャイズという素晴らしい仕組みを活用しつつも、最終的にはご自身の力で未来を切り拓いていく、その醍醐味が「おたからや」にはあると感じています。皆様の新たな挑戦を心より応援しております。
合同会社ふたつめ
野村 直生
2018年~ 飲食店で起業
2020年~「おたからや」に加盟
2025年5月現在、静岡県を中心に4店舗経営
建設会社勤務
2018年~
飲食店で起業
2020年~
「おたからや」に加盟
2025年5月現在、
静岡県を中心に4店舗経営
おたからや 長泉店のURLはこちら
https://nagaizumi-otakaraya.net/
インタビュー日:2025/05/02
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店サポート営業部 SV 轟 昂至
広告戦略本部 広報 原 七海
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