2025.05.23

製造業からの独立
夫婦で掴んだ「本当にやりたかったこと」

自分の力を試したいー渡辺会長との出会いが拓いた、「おたからや」という選択

以前は、製造業で会社員として勤めておりましたので、「おたからや」の仕事は全く新しい分野への挑戦でした。当時は製造部長という立場で働いていましたが、心のどこかで常に「いつかは自分の力で事業を興し、経営者として自分の判断で仕事がしたい」という強い想いがありました。何より、ただ生活のためだけに働いているような感覚が、私にはどうしても違う気がしていました。

そんな中、息子が無事成人し、子育てもひと段落したことで「自分の力を試すなら今だ」と、長年の夢だった独立への道を決意しました。当初は、特に関心のあった「IT化」を活かしたパン屋の開業を考えていました。これは、パン作りの工程をIT技術で標準化することで、熟練したパン職人でなくても、誰でも安定して高品質なパンを提供できる、というビジネスモデルです。その構想に情熱を燃やし、北海道にあるそのパン屋の本部まで妻と足を運び、代表の方と直接お話もさせていただきました。山梨で1号店を、という話まで進んだのですが、開業には4000万円という莫大な資金が必要で、残念ながらその夢は一度諦めざるを得ませんでした。

いくつかのフランチャイズを検討する中で、ある日、インスタグラムで「おたからや」の広告が目に留まったのです。「誰でも査定ができる」――その言葉に、心が躍りました。これなら製造業一筋だった私でも、専門的な知識がなくてもできるかもしれない。そして、この査定の仕組みが確立されていれば、私が常に店舗にいなくても運営が可能になり、事業として安定させたり、将来的に信頼できる人に任せたりすることもできるのではないか、とその将来性に大きな可能性を感じました。また、ネックであった初期費用も、パン屋に比べれば格段に現実的でした。
すぐに資料請求のメールを送ったところ、驚いたことに、いーふらんの創設者であり、代表取締役会長である渡辺会長から直接お電話があり「一度Zoomで話しませんか?」と誘ってくださったのです。まさか会長自らお話しいただけるなんて、普通では考えられないことですから、大変衝撃でした。Zoomでは、私のこれまでの経緯や独立への想いを正直にお伝えしました。すると渡辺会長は「小林君、君はなかなかセンスがあるし面白い。ぜひ、うちでやってみなよ!」と力強くおっしゃってくださったのです。その言葉が、私の背中を大きく押してくれ、加盟を決意しました。

原点回帰から掴んだ「お客様との絆」という財産

「おたからや」をオープンしてからの1年半は、非常に厳しいものでした。お客様にご来店いただいても、買取の経験がない私には、お客様にご納得いただけるような価格をご提示することも、ご満足いただくための説明もままならず、経営は深刻な赤字続き。一時は閉店も覚悟し、「自己破産」という言葉すら頭をよぎりました。

このままではいけない、と。そこで私たちは、「お客様が本当に求めているものは何か」という原点に立ち返り、徹底的に考え抜きました。価格はもちろん大切です。しかしそれ以上に、お客様の気持ちに寄り添い、心からご満足いただくこと。そのために、お客様お一人おひとりに、じっくりと時間をかけ、商品の価値や状態、そしてなぜその査定額になるのかという根拠を、専門的な知識をお持ちでないお客様にもご理解いただけるように、丁寧にご説明することを何よりも重視しました。

「小林さんだったら安心して任せられる。」そう言っていただけるような付加価値こそが、この2年間で私たちが必死に培ってきた財産です。お客様とのコミュニケーション、信頼関係の構築。これだけは、大袈裟ではなく、山梨県で一番だと自負しております。

また、従来の買取専門店のイメージを払拭し、女性お一人でも、お子様連れでも安心してリラックスできる、明るく開放的なカフェのような空間づくりにもこだわりました。こうした地道な努力や、お客様一人ひとりとの真摯な対話を続けるうちに、口コミやご紹介で新たなお客様とのご縁が広がり、「またお願いしたい」というお声も増えていきました。今では県外の遠方からわざわざご来店くださるお客様や、遠く沖縄から宅配で買取をご依頼くださるお客様もいらっしゃり、そのご期待に応えたいという想いが、日々の大きな励みとなっています。

もちろん、運営面ではお店を知っていただくための広告宣伝など、資金面でのやりくりには常に心を配ってきました。暑い夏の日、夫婦で自転車を漕ぎ、汗だくになってポスティングに励んだことも一度や二度ではありません。あまりの多忙さに、一度私が体調を崩してしまったこともありましたが、そんな時も妻が献身的に店を守り、支えてくれたおかげで、何とか乗り越えることができました。本当に、夫婦二人三脚で、様々な困難を一つひとつ乗り越えてきたからこそ、今の私たちがあるのだと実感しています。おかげさまで現在は経営も軌道に乗り、多くのお客様に支えられながら、日々事業に邁進しております。

揺るがぬ信頼と「自分次第」で切り拓く道

「フランチャイズ被害者の会」といった情報が存在することは、私も耳にしたことがあります。しかし、お話を伺う中でどうもご自身の努力や経営判断について省みることなく、一方的に本部に責任を求めているような印象を受けましたね。

私自身は、「おたからや」という確立されたブランド、そして何よりも、渡辺会長をはじめとする本部の方々の真摯なサポート体制を深く信頼しています。このブランド力があるからこそ、お客様も安心して足を運んでくださる。その事実は、日々の営業の中でひしひしと感じています。

これから「おたからや」への加盟をご検討されている方々にお伝えしたいのは、フランチャイズは決して「加盟すれば安泰」というものではない、ということです。本部のブランド力やノウハウは、確かに事業を推進する上で強力な追い風となります。しかし、それに甘んじることなく、最終的に事業を成功に導くのは、オーナー自身の「この事業を絶対に成功させるのだ」という強い意志と、主体的な努力、そして絶え間ない創意工夫に他なりません。自ら学び、深く考え、そして行動し続ける姿勢が何よりも重要です。

お客様にいかにご満足いただくか、いかにして深い信頼関係を築き上げるか。その一点を真摯に追求し続けることが、結果としてお店の繁栄に繋がるのだと、私はこの3年間で確信いたしました。私自身、この「おたからや」という舞台を通じて、会社員時代には決して得られなかったであろう大きなやりがいと、かけがえのないお客様との温かいご縁を、数えきれないほど経験させていただいております。あの時、勇気を出して一歩踏み出して本当に良かったと、心から思っています。

今後も、今こうしてご愛顧いただいているお客様への感謝の気持ちを常に忘れず、お一人おひとりにさらにご満足いただける、心のこもったサービスを提供し続け、この山梨という地域において「買取のことなら、あのお店に相談すれば間違いない」と、皆様から真っ先に名前を挙げていただけるような、確固たる信頼を築き上げていきたいと考えております。私は元来、何事においても負けず嫌いで、現状に満足することなく常に上を目指したい性分です。これからも妻と力を合わせ、お客様お一人おひとりの笑顔のために、そして私たち自身のさらなる成長のために、誠心誠意事業に取り組んでまいります。

おたからや 古上条町店
オーナー 小林 秀樹


2002年~ 製造工場勤務
2022年~「おたからや」に加盟
2025年5月現在、山梨県で1店舗経営。
2002年~
製造工場勤務

2022年~
「おたからや」に加盟

2025年5月現在、山梨県で1店舗経営。

おたからや 古上条町店のURLはこちら

https://furukamijo.originality-otakaraya.net/


インタビュー日:2025/05/03
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店サポート営業部 SV 轟 昂至
広告戦略本部 広報 原 七海

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