
以前は新聞販売店に会社員として勤務しており、その後、経営者として独立し自身の新聞販売店を運営していました。新聞販売事業は、購読料と折込広告が収益の柱でしたが、2020年のコロナ禍で状況は一変します。飲食店の休業などが相次ぎ、主要な収入源であった折込広告が激減。一時は収入が従来の3分の1ほどにまで落ち込み、事業継続に強い危機感を抱きました。
そんな状況下で、「おたからや」のフランチャイズ募集の営業電話をいただいたのです。当時、他の事業展開も模索していた折であり、このお話は渡りに船でした。「これは千載一遇のチャンスだ」と直感し、加盟をほぼ即断いたしました。
実は、1店舗目として開業した現在の物件は、新聞販売店を経営していた頃からその存在を認識していました。自身の新聞販売店とは目と鼻の先にあり、かねてより「ここに新しい店舗ができるのだな」と注目していたのです。土地勘はもちろん、地域のお客様の動向もある程度把握しており、何よりも既存の事業拠点と近接している点は大きなアドバンテージでした。これらの要素が複合的に作用し、この場所での開業に迷いはありませんでした。