2026.09.25

最期に「やり切った」と思える人生を。元会社員、複数店舗展開への新たな挑戦

「40年、50年と同じことを続けるのはしんどい」裁量を持って人生をやり切るために選んだ独立への道

 私は新卒からずっと営業職としてキャリアを歩んできたこともあり、人と接することはもともと大好きでした。ただ、会社員として組織にいると、ふと考えてしまうことがあったんです。「定年まで何十年も、ずっとこのまま同じ組織にいるのは自分の性分に合わない。それよりも、自分の裁量でどこまでやれるか挑戦してみたい」と。 人生の最期を迎えるとき、たとえ泥水をすするような苦労があったとしても、「すべての力を出し切ってやりきった!」と思える人生でありたかった。その答えが独立という道でした。
 そんな中、おたからやのFCで成功されていたホットプラスの山下代表と出会い、店舗スタッフとして約2年間、経営のイロハを学ばせていただきました。途中、他の道を模索した時期もありましたが、やっぱり自分の強みである営業を最も活かすことができ、利益の出し方も肌で分かっているこの事業こそ、人生を賭けて勝負すべきビジネスだと確信したんです。そうして2025年5月、自分の店を持つ決意を固めました。

「初めての独立。」ーーゼロからの開業準備を支えてくれた本部の伴走

 株式会社ホットプラスの一従業員として働いていた当時は、日々の査定や買取、店舗運営、売却業務などを一通り経験していたため、ビジネスの流れは十分に分かっているつもりでした。しかし、いざ自分が一人の経営者としてゼロからお店を立ち上げるとなると、現実は甘くありませんでした。
 物件選びから始まり、機材の選定、ネット通信環境や電気の契約、細かい備品の調達、さらには店内の内装デザインをどうするかなど、本当に右も左も分からないことだらけだったのです。
 それまでは山下代表が用意してくださった完璧な環境の中で、ただ最大限の売上を上げるために店を回していただけだったのだと、自分で準備を始めて初めて痛感しました。未経験で右も左も分からなかった自分にとって、このゼロからの構築は本当に大きな壁でした。

 そのオープンまでの最も大変な期間を救ってくれたのが、本部の手厚いサポート体制でした。本部のスタッフ(SV)の方は、日々の買取に対してのアドバイスだけでなく、店舗がオープンする前の準備段階から深く関わってくださいました。「いついつまでにこの手続きを終わらせておくと、次のステップがスムーズですよ」「この契約書類はここに引っかかりやすいので、事前にしっかり調整しておきましょう」と、事細かにスケジュールを管理して伴走してくださったのです。

 また、店舗作りの段階では、山下代表から「買取はお客様にここで売りたいと思ってもらうことが全て。そのためには、視覚、聴覚、嗅覚といった五感すべてに訴えかける魅力的な店作りをしなさい」という言葉をいただいていました。
 見た目が綺麗であることは当然として、落ち着いて過ごせるBGMを店内に流し、入った瞬間に良い香りがするような、お客様が心からリラックスできる環境作りに徹底してこだわりました。自分が働いていた成功店舗をロールモデルとして真似させていただいたおかげで、完成形のイメージが明確に湧き、いざオープンしてからはお客様から「居心地が良い素敵な店内ですね」というお褒めの言葉をGoogleの口コミなどでも多数いただけるようになりました。

単店経営の限界とリスクを痛感。「安定」と「組織化」のために私が複数店舗経営を目指す理由

 2025年7月のオープン直後は目新しさから多くのお客様にご来店いただきましたが、翌月、売上が激減し危機に直面しました。本部に相談したところ「新規のお客様をいかに次の再来店(リピート)に繋げるかが重要」とのアドバイスをもらい、その後は丁寧なアフターケアトークでリピーター獲得に注力しました。未経験だったInstagramやGoogleでの地道な買取実績配信・口コミ獲得を毎日続けた結果、9月以降は遠方からもWeb経由で顧客が訪れるようになり、経営を軌道に乗せることができました。
 こうして1店舗目で確かな手応えを掴んだ今、私は「絶対に複数店舗経営(多店舗展開)へ移行しなければならない」という強い確信を持っています。そのきっかけとなったのは、私自身が食中毒にかかってしまい、激しい症状でどうしても店に出られなくなってしまった苦い経験でした。当時、店を任せられるスタッフがいなかったため、やむを得ず2日間「臨時休業」の張り紙を貼ってシャッターを閉めるしかありませんでした。一人の経営者が体調を崩しただけで、お店の稼働が完全に止まり、売上がゼロになる。この単独・単店経営のリスクの高さに、強い危機感を覚えたのです。

 もしこれが3店舗を展開し、全体で4〜5人のスタッフを雇用する組織になっていれば、誰かが急病で倒れても他の店舗から人員を回して店舗を維持するリカバリーが簡単にできます。スタッフが足りない時は私が現場に入ればいいですし、逆に私が動けない時でも他のスタッフが店を守ってくれます。
 さらに、多店舗展開のメリットはリスク管理だけでなく、「経営の安定化」そのものにあります。身近で10数店舗を展開されているホットプラスさんの経営を見ていると、「今月はこの店舗の数字が悪かったけれど、別の店舗が大きく跳ねてカバーしてくれた。全体の数字を均(なら)してみると、毎月非常に高い水準の利益で綺麗に安定している」という現実を強く感じます。
 1店舗だけでは地域の波や季節要因をダイレクトに受けて一喜一憂してしまいますが、複数店舗を持つことで収益の上下のへこみを平準化し、強固なビジネス基盤を作ることができる。経営者としての視座を高め、このビジネスを本当の「事業」として大きく育てるためにも、私は必ず次の出店へ投資し、多店舗展開を実現しようと考えています。

催事買取には絶対に真似できない、生まれ育った「地元の絆」という私だけの最強の武器

 これからさらに複数店舗を展開していくにあたり、私が最も大切にしている差別化戦略、それは「地元への深い愛着と信頼関係」です。今、私が構えている店舗は、まさに私が生まれ育った地元であり、実家からもバイクで5分、10分圏内というディープなエリアです。来店されるお客様に対して、「実は私、ここの高校出身なんですよ」「あそこの交差点の角のお店、昔からありますよね」といった地元トークができることは、他店には真似できない圧倒的な強みになっています。
 スーパーの一角で1週間や10日間だけポップアップのように買取を行う催事業者の多くは、大阪など別の遠いエリアから出張してきています。そのため、地域の細かな地理や歴史に根ざした深い雑談は不可能です。私がこの場所に20年近く住んでいる地元の人間だと分かると、それだけでお客様は一気に警戒を解き、信頼を寄せてくださいます。「君、同じ高校の出の後輩だったのか!それなら、熱心に説明してくれたし、他の店に行くのをやめて君のところに置いていくよ」と、査定金額の条件を超えた「感情」の繋がりで成約していただけるケースが本当に多いのです。この地域密着の圧倒的な信頼関係こそが、価格競争に巻き込まれない我が店の生命線であり、今後の複数店舗展開においても、それぞれの地域に深く根ざした強固な店舗を作っていきたいと考えています。

「強力な本部システム」と「頼れる先輩経営者」に学ぶことこそが成功の鍵

 独立を検討する際、誰もが一度はネットで情報収集をすると思います。ネット上には「おたからやフランチャイズ被害者の会」といったコミュニティやネガティブな噂が存在していることも、私は知っています。
 実際に私自身も本部での研修を受け、おたからやの買取事業というものをしっかり学ぶことができていたので、加盟した後も特に事前情報との乖離はなく、しっかりとしたサポート体制の中で独立を果たすことができました。
 現在も本部は定期的に「最近の調子はどうですか?困っていることはありませんか?」と連絡をくれますし、「今、直営店ではこういうアプローチをして利益を出していますよ」という最先端の生きたトレンドを惜しみなく共有してくれます。

 さらに、昨今の金相場の高騰に伴い、市場には巧妙な偽物のインゴットなどが持ち込まれるリスクも潜んでいますが、そこに対するリスクヘッジも完璧です。先輩オーナーのノウハウを借りつつ、「インゴットの持ち込みがあった際は、相場高騰の背景を誠実にお客様に説明し、一度預かり査定の形にして本部で真贋確認を取る。確実だと判断できてから、その日の相場で買い取る」という徹底したケアを行うことで、一度のミスで大きな損失を出すリスクを未然に防いでいます。
 強力な本部システム、頼れる先輩経営者、そして自らの熱意が組み合わされば、これほど大きな裁量を持って挑戦できる魅力的なビジネスはありません。私はこれからもスタッフを雇用し、組織を作り、おたからやと共にさらなる高みへ挑戦し続けます。

株式会社アプライズ 代表取締役 鎌田 健宏 オーナー


2025年5月~ おたからやフランチャイズに加盟
2025年5月~ 
おたからやフランチャイズに加盟

おたからや墨染駅前店のURLはこちら

https://www.otakaraya-shop.jp/sumizome-ekimae/


インタビュー日:2026/01/31
インタビュアー:株式会社いーふらん
広告戦略本部 広報・宣伝部: 原 七海
加盟店サポート営業部 SV:伊藤 風空

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