2025.09.01

便利屋も買取も、核は「営業」にあり。買取ビジネスを成功に導いた思考法

「結局は営業」の一心で買取業界へ。FCの価値を最大化する成功の法則

10年ほど前から便利屋を営み、個人のお客様だけでなく、月の半分ほどは企業案件をこなし、文字通り「何でも」請け負ってきました。便利屋の事業を進める中で、お客様や事業を営む後輩たちから「処分に困っている」「どうすれば事業が安定するか」という声を多く聞くようになりました。そこで、不要なモノをただ処分するのではなく価値に変える、つまり「お金に換金できるシステム」がこれからの時代に強いのではないかと考えたのが、買取業に着目したきっかけです。

実は、社会人になってからずっと営業畑を歩んできた中で、一度は営業以外のことで挑戦しようと便利屋を始めました。しかし結局、草刈りのような小さな案件から公共事業をいただくまでに事業を拡大していく過程で、何よりも営業スキルが重要だと再認識させられました。そのため、買取業への参入にあたり複数のフランチャイズを比較した際も、単なる接客術に留まらず、「営業」というスキルを重視し、顧客満足度に繋げようという「おたからや」の方針に強く共感し、加盟を決めました。

失敗から学んだ「自分の足で立ち、歩く」育成論

2024年9月のオープン当初、最初のスタッフの育成では、大きな失敗も経験しました。私が良かれと思い、お客様対応中にすぐにフォローに入ったり、難しい説明を代わったりと手厚くサポートしすぎた結果、そのスタッフが一人で業務を完結できなくなってしまったのです。いつしか私と一緒でなければ接客が成り立たない「ツーマンセル」が当たり前になり、増店をするにもできない状況になってしまいました。この苦い経験から、人を育てる上で、良かれと思った行動が逆に「一人で立つ機会を奪ってしまう」のだと学び、教育方針を大きく転換しました。

現在いるスタッフには、基本的に現場を任せ、自分の足で立ってもらうようにしています。もちろん、スキル的なフォローアップや相談にはいつでも乗りますが、過剰な手出しはしません。その結果、今では私が現場に立たなくても店舗がしっかりと回る、自立した強いチームが育ってくれました。この経験は、今後の店舗展開において、私自身がフットワーク軽く動けるという大きな強みになっています。

フランチャイズは「跳び箱」。成功の鍵は、基本への忠実さと当事者意識

買取業界が激化する中、競合他社との差別化を考え、独自のやり方を模索した時期もありました。ただ、突き詰めて分析した結果、一番成果を出していたのは、実は「おたからや」の基本的なやり方でした。後ろを振り返ってみて初めて、直営店で実践されているその手法こそが本質だと気づいたんです。これだけ多くの店舗が成功しているのは、「おたからや」自体に、他にない独自性があるから。その出来上がった成功モデルの根幹を理解せず、自己流を貫いてブランド力を損なっては意味がない。その強みを最大限に活かすことが、成功への一番の近道だと考えています。

昨今、「フランチャイズ被害者の会」といった話も耳にしますが、私はフランチャイズを「跳び箱」に例えて考えています。FC本部は、未経験者でも事業を始めやすいように、ノウハウの提供などで「跳び箱の段差を下げてくれる」存在です。

営業の方は「跳びやすくしていますよ」とアピールしますが、実際に跳び越えられるかどうかは、結局のところ本人次第。跳べなかった人が「聞いていたより高かった、だから跳べなかったんだ」と他責にし、同じように跳べなかった人たちで集まって「あの跳び箱は誰も跳べないはずだ」と結論づけてしまう。これから挑戦しようとする人が、その声によって跳べるはずのチャンスを失ってしまうとしたら、それは非常にもったいないことだと思います。

今後の展望として、まずは「おたからや」の店舗を5店舗、10店舗へと展開していきたいと考えています。会社全体としては、物の「入り」から「出口」までを一つの流れとして捉え、事業を育てていきたいという大きなビジョンがあります。こうしてご縁をいただいたからには、まず「おたからや」事業に先陣を切ってもらい、会社全体の道を切り拓く存在になってくれると大変ありがたいです。これからも基本に忠実に、そして挑戦を忘れずに、お客様に愛されるお店を築いていければと思っています。

株式会社オフィスポニー
代表 渡辺 隆


2014年〜 便利屋事業を開始
2019年〜 株式会社オフィスポニー設立
2024年9月 「おたからや」加盟
2025年8月現在、2店舗経営
2014年〜 便利屋事業を開始
2019年〜 株式会社オフィスポニー設立
2024年9月 「おたからや」加盟
2025年8月現在、2店舗経営

インタビュー日:2025/8/15
インタビュアー:株式会社いーふらん
加盟店開発営業部 松村 翔大
広告戦略本部 広報 原 七海

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