
もともと弊社は、2008年に居酒屋のフランチャイズ事業を始めるために設立した会社でした。30年近く続けた居酒屋でしたが、コロナ禍の少し前に閉店。その後、父と母が「体力を使わない仕事を」と探し、2015年に出会ったのが「おたからや」でした。私自身は当時、知人から誘われて介護の仕事に就いていました。
父が加盟を決めた一番の理由は、フランチャイズ募集のページで、まさに地元の「おたからや」のオーナー様が成功事例として大きく紹介されていたことだったそうです。「こんな身近にすごい成功者がいるなら間違いない」と、その信憑性に強く惹かれたと聞いています。まさに「おたからや」一択だったようです。
それから数年経ち、父から「事業を継いでくれないか」と打診されるようになりました。最初はまだ父が元気だからと断っていたのですが、最後に「頼む」と言われたこと、そして何より、父の代からお店を愛し、通い続けてくださるリピーターのお客様がたくさんいらっしゃったことが、私の背中を押してくれました。このお店を無くしたくない、その一心で事業承継を決意しました。