2025.07.16

地域と、スタッフと、そして競合と
“共に創る”新しい買取業界 のカタチ

テレビで見た「宝探し」の世界へ。憧れを現実に変えた、一本の電話

前職では新聞販売を20年ほど、うち10年は独立して経営していました。しかし、時代の変化とともに新聞業界の将来を考え、「このままではいけない」と何か新しい道を模索していたんです。

そんな時、1本の電話がかかってきました。それが「おたからや」との出会いです。特に様々なフランチャイズを比較検討していたわけではありません。話を聞いて「これだ」と直感しましたね。昔からテレビの、お宝を鑑定する番組が好きで、その世界観に惹かれるものがあったんです。

ただ、加盟を決めるにあたって大きな不安が2つありました。1つは「真贋」、つまり本物と偽物を見分けられるか。もう1つは、買い取った品物をどう現金化するのかという「キャッシュフロー」の問題です。

しかし、本部の方に質問すると、その2つの不安は非常に明確な説明で全て解消されました。そうなるともう、断る理由は何もありません。「やります」と即決でしたね。決めた後には、実際にどんなものかと自分自身のルイ・ヴィトンの財布を持って近隣の「おたからや」に売りに行き、お客様の目線で流れを体験しました。そこで「ああ、こういう感じでやるんだな」と、事業のイメージがより具体的に固まりました。

信頼を土台にした「手は離しても、目は離さない」経営

2020年7月に1号店をオープンした当初は、やはり不安でいっぱいでした。最初の3ヶ月ほどは客足も伸び悩みましたが、チラシの効果が浸透し始めると、徐々にお客様が増えていきましたね。

現在は3店舗を4名のスタッフで運営しています。驚かれるのですが、オープンから5年、スタッフは一人も辞めていません。定着率は100%です。
特別な教育体制というよりは、「自分で考えて行動してほしい」という想いが根底にあります。頭ごなしに叱っても、その場しのぎで自発的には動きませんから。その代わり、月に一度のミーティングや、10日に一度のPDCA報告は徹底しています。何を考え、何を改善しようとしているのかを共有してもらうことで、スタッフ自身も自分の成長を実感でき、高いモチベーションを維持してくれています。

私は「手は離しても、目は離さない」。在庫管理に関してはキャッシュフローが悪化しないよう厳しく言いますが、基本的には各店舗の店長を信頼し、責任感を持って運営してもらっています。このスタイルが、スタッフの働きやすさと成長に繋がっているのかもしれません。

過去には、店舗運営がうまくいかなかった苦い経験もあります。当時はまだ経営者として未熟で、目が行き届いていないスタッフの言葉を鵜呑みにしてしまい、事業がうまくいかない要因を自分たちの外に求めてしまっていました。この経験を通じて、どんな時もまず自分たちの足元を見つめ、改善を続けることの重要性を深く学びました。その経験があるからこそ、今は何があってもブレない芯を持って経営に臨んでいます。

広告戦略も、時代に合わせて変化させています。新聞折込チラシだけでなく、より多くの人の目に触れるよう、市役所や路線バスの車内サイネージ広告に加え、遠くからでも目立つデザインのラッピングバスを走らせています。この企画は、買取事業がリユースを促進し、市民の不要品を価値に変えるというSDGsの観点と合致することから、行政からも地域貢献に繋がる取り組みとして後押しをいただき、実現しました。

いがみ合うより、共に創る。業界全体で信頼を高める

多店舗展開における資金繰りで意識しているのは、「借りられる時に借りておく」ということです。業績が良い時に銀行との信頼関係を築き、いつでも動ける資金を確保しておく。良い物件は待ってくれませんからね。このスピード感が、成長には不可欠です。

競合店の存在も、過度には意識していません。買取価格の競争といった消耗戦をしたところで、業界の未来にとってプラスにはならないと考えています。それよりも、目の前のお客様一人ひとりに寄り添い、安心してご利用いただけることが何よりも大切。結果として近隣の同業他社さんとも良好な関係を築いており、業界全体で信頼性を高め、共に市場を活性化させていく方が建設的だと思っています。

今後の目標は明確です。まず、2025年11月までに新たに3店舗をオープンさせます。既に福岡に2店舗の物件を決めており、九州地方へ初進出する計画です。遠隔地のマネジメントになるため、本部SVのサポートを活用し、教育や管理体制を万全に整えたいと考えています。そして、来年には10店舗体制を達成するのが目標です。

これから加盟を検討されている方へ伝えたいのは、「やりたいと思うなら、やった方がいい」ということです。ただ、人の管理だけは本当に重要。防犯カメラやセキュリティシステムといった抑止力は必須です。事業の成否は、誰のせいでもなく全て自分次第。その覚悟を持って選んだ道ならば、本部はしっかりサポートしてくれます。
また、定期的に開催されるクルージングのような場では、全国のオーナーと交流する貴重な機会も得られます。同じ志を持つ仲間とリラックスした雰囲気で語り合う時間は、新たな視点や次への活力を与えてくれます。自らの可能性を信じ、挑戦を続ける。このビジネスには、そんな面白さと大きな可能性が広がっていると確信しています。

株式会社恵比寿
代表 石川 勝美


2010年~ 新聞販売店で独立
2022年~ 「おたからや」に加盟
2025年7月現在、群馬県と茨城県で3店舗経営
また福岡県で出店計画中
2010年~
新聞販売店で独立

2022年~
「おたからや」に加盟

2025年7月現在
群馬県と茨城県で3店舗経営
また福岡県で出店計画中

おたからや 相生町店のURLはこちら

https://www.otakaraya-shop.jp/aioicho/


インタビュー日:2025/06/28
インタビュアー:株式会社いーふらん
広告戦略本部 広報 原 七海

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