2025.06.07

選ばれる店”であり続けるために
地道な努力こそ最強の武器

未知の業界への一歩 ― 市場の可能性と「おたからや」ブランドへの信頼が後押し

もともと私は長年サラリーマンとして、医療法人で営業職に就いていました。しかし、会社勤めでは、どうしても個人の成果が給与に直結しにくいというジレンマを感じることがあり、「自分の頑張りが正当に評価され、報酬として返ってくる環境で挑戦したい」という思いが日に日に強くなっていました。そんな時、地元の先輩であり、20年来の付き合いになる多田(現オーナー)から、「おたからやという買取ビジネスがあるんだけど、一緒にやってみないか?」と声をかけられたのが大きな転機でした。多田自身も長年コンビニエンスストアのフランチャイズ経営を手掛けていましたが、コンビニ経営特有の利益構造の中で、より大きな成果と手応えを求めて新しい事業の可能性を模索しており、この買取ビジネスに新たな活路を見出したといいます。

正直、最初は買取業界について全く知識がなく、「貴金属やブランド品の価値なんて、自分にわかるのだろうか」という大きな不安がありました。若い頃に一度だけ、ユーザーとして他の買取店で金製品を売却した経験はありましたが、その時の「買取」に対しての印象は「思ったより事務的だな」という程度。しかし、いざ自分が事業者側になるとなると、お客様に納得いただけるだけの知識や説明ができるのか、本当に未知の世界でした。

そうした不安はありましたが、一方で独立を考えるにあたり、市場の成長性は非常に重要です。リユース業界について調べてみると、当時はまさに成長期の真っ只中であり、新規参入でも十分にチャンスがあると感じました。そして、数ある買取店の中でも「おたからや」の知名度は群を抜いており、お客様からの信頼度も高い。この「おたからや」というブランド力は、未経験からスタートする私たちにとって非常に心強いものでした。「やるなら、おたからや一択だ」と、加盟を決意しました。

MEO戦略からスタッフ育成まで。「次も選ばれる店」であるために

私が接客の中で最も大切にしているのは、お客様に「またこのお店で、あなたにお願いしたい」と思っていただけるような関係性を築き、次回のご来店に繋げることです。フランチャイズ経営では、どうしても規模感的に潤沢な広告宣伝費をかけ続けることが難しい場合もあります。だからこそ、一度ご来店いただいたお客様とのご縁を最大限に活かし、リピーターになっていただくことが事業の安定、そして成長の鍵だと考えています。幸い、多くのお客様に繰り返しご利用いただいており、時にはお客様からのご紹介で新たなお客様とのご縁が広がることも少なくありません。

今と比較して立ち上げ当初は、知識不足から鑑定の難しさを痛感する出来事も少なくありませんでした。例えば、お客様がお持ちになった大切なお品物の価値を正確に見極めることができず、本来であれば喜んでお買取できたはずの機会を、こちらの未熟さゆえにできなかったこともありました。この経験で、「付け焼き刃ではない、真の専門性とお客様に寄り添う姿勢の重要性」また小さなことでも疎かにせず、一つひとつ確認し、万全の態勢でお客様をお迎えすることの大切さを学びました。

その教訓もあり、スタッフ教育には特に力を入れています。お客様に安心して取引していただくためには、スタッフ一人ひとりの接客スキルと商品知識の向上が不可欠です。日々の業務の合間の自主学習に加え、私自身もスタッフと1日1回は必ず電話で、様々な状況を想定したロールプレイングを行っています。あらゆるお客様の言葉や状況に対し、言葉に詰まることなくスムーズに対応できるよう、判断力と対応力を磨いています。これにより、お客様に安心して取引いただける商談を目指しています。

もちろん、お客様とのやりとりで得られる学びの面白さも、この仕事の醍醐味の一つです。お客様のお気持ちに寄り添い、お品物への想いも受け止めながら、専門的な知識に基づいて査定額を丁寧にご説明し、ご納得いただけるよう努めています。どうすればお客様に心から満足していただけるか、日々考え、試行錯誤を繰り返すことは大変ですが、そこにこそ大きなやりがいがあります。
集客に関しては、現在はチラシとMEO(マップエンジン最適化)が中心ですが、特にMEOは今や欠かせない戦略ですね。お客様に来店のきっかけを伺うと、チラシや看板と並んで「ネットで見て」という方が非常に多いです。特に40代以上の方でもGoogleで検索される方が増えていますから、MEOで上位表示されることは集客に直結します。MEOでは、買取品目のキーワードを意識して最新情報を更新するなど、工夫を積み重ねています。

競合ひしめく今こそ問われる、真の経営努力と地道な戦略

私たちの当面の目標は、まず5店舗体制を確立することです。現在3店舗を運営しておりますが、良い物件があればすぐにでも、と常に情報を集めています。ただ、以前ある店舗では、立地条件の選定の難しさを改めて痛感する経験もいたしました。その経験から、物件選定は以前にも増して慎重になりました。改めて立地の重要性を再認識し、一つひとつの出店をより確実なものにしていきたいと考えています。

私がこの業界に入った約4年前とは市場環境も大きく変わり、競合店舗も格段に増え、単に店舗を出せばお客様が来てくださるという時代ではないと痛感しています。常に市場を分析し、生き残っていくための工夫と努力が求められる時代です。こうした厳しい市場環境だからこそ、前述したようなリピーター戦略や徹底したスタッフ教育、MEO対策といった地道な取り組みの重要性が一層増していると感じています。

「おたからやフランチャイズ被害者の会」のブログについて、様々なご意見やご経験があることは承知しておりますが、私たち自身はこの事業を通じて多くを学び、成長の機会を得られていると感じています。どのような事業であれ、本部や周りの環境のせいにするのではなく、最終的にはオーナーシップ、つまり経営者自身の選択と努力、そして責任感が結果を大きく左右するものだと私は考えています。公の場で一方的に否定的な意見を発信することの是非については様々な考え方があると思いますが、私たちは自らの足で立ち、お客様と真摯に向き合うことで道を切り拓いていく所存です。

これから加盟を検討されている方にお伝えしたいのは、リユース市場は社会のニーズと共に依然として成長しており、努力と工夫次第でチャンスは十分にあるということです。ただし、決して楽な道ではありません。お客様のために、そして事業の成長のために、真摯に努力し、知恵を絞り、行動し続けることができる方であれば、きっと成功を掴める業界だと思います。

おたからや高根木戸店 店長 
小幡 悠


2004年~ 医療法人で営業職として勤務
2021年~ 「おたからや」にオーナーの多田様と加盟
2025年6月現在、千葉県で3店舗経営。
2004年~
医療法人で営業職として勤務

2021年~
「おたからや」にオーナーの多田様と加盟

2025年6月現在、千葉県で3店舗経営。

おたからや高根木戸店のURLはこちら

https://www.otakaraya-shop.jp/takanekido/


インタビュー日:2025/05/30
インタビュアー:株式会社いーふらん
広告戦略本部 広報 原 七海

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